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自分という存在のあやうさ~「オブリビオン」 - 2013.06.05 Wed

皆様お久しぶりでございます。ほとんど映画ブログと化している当サイトですが、
双子に独占されてなかなか更新できずにおりました…。
というか、プライベートで忙しいとなかなかパソコンに触れる時間もないのが現状です。
あとまあいろいろありますが、今日は久しぶりに映画を観てきたので、
その感想を書いてみたいと思います。

というわけで、今回はトムちんの久しぶりのSF、「オブリビオン」(2013)です。
例によって多少ネタばれあるかもですのでご注意ください←なっちが字幕だと口調がうつる(笑)



最近というわけではありませんが、映画会社のオープニングも作品の雰囲気に合わせたものが
多くなりましたよね。たとえば「MIB」シリーズはコロンビア映画ですが、女神の持つトーチが
あの記憶を消去するニューラライザーになってたり、「ダークナイト」だとワーナーのロゴが
白黒だったり、ワーナーといえば「アルゴ」のロゴも作品の時代背景の1980年代当時のロゴを
使ってたりなど、観ていてニヤリ、とする仕掛けが楽しいです。

この作品も、ユニバーサル映画でおなじみの地球が黒っぽいんですよね。まともな地球ではない、
というのが最初にわかります。
2017年。地球はスカヴというエイリアンに攻撃され、抵抗を試みるも地球は放射能に汚染され、
居住不可能になっていた。とりあえず人々は宇宙船で地球の外に逃れ、地球の海水を利用した
プラントを開発して土星に移住するための糧にしようとした。

そのプラントおよび未だに攻撃の手を休めないスカヴの監視をするために、宇宙船から派遣されている
監視員たちがいた。彼らは五年ごとに交代で地球に来て任務を遂行していた。
彼らは地球に来る前の記憶を消去されていた。任務に支障をきたすという本部からの命令だった。

そして現在、2077年、地球の監視員はジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とヴィクトリア(アンドレア・
ライズブロー)のふたりが行っていた。
ふたりはよきパートナーとして、また恋人同士としてうまく任務をこなしていた。
だがジャックは、いつも自分の夢に出てくる古い地球の風景、そしてひとりの女性が気になっていた。
記憶を消去されたはずなのに、いつも自分の夢にあらわれるその光景に、ジャックは見覚えがあった。
パートナーのヴィカは、そのジャックの様子に不安を覚え、ジャックを繋ぎとめるかのように
自分の肉体を彼に惜しみなく与え、そしてあと二週間後に迫った交代の日を心待ちに
するのだった。

現在の地球は、ふたりとドローンと呼ばれる球体の偵察型機械によって管理されていた。
ある日、ドローンがスカヴの手によって撃墜されたとの情報を受け、ジャックは
現場へ向かう。そこはかつて図書館だったところで、ジャックは一冊の本を見つけ、手にとる。
と、そこへスカヴが攻撃を仕掛けてきた。…と思ったが、スカヴに攻撃の意志はなく、
ジャックを拉致しようとしていた。すんでのところでドローンによって救出されたジャックだったが、
スカヴたちの行動に疑問を抱く。

ヴィカはいい女ですが、結構規律に厳しくて、ジャックがこっそり育てていた小さな花を
ヴィカにプレゼントした瞬間、それを捨ててしまうんですね。「毒素があったらどうする」
的なことを言ってるんですが、ジャックはガッカリします。
ヴィカは最初、「コイツなんか無表情だし、実はアンドロイドなんじゃね?」なんて思うほど、
淡々とした女なんですよねえ。ただ、本部の上司、サリー(メリッサ・レオ)に「チームは
最高?」と訊かれてニッコリ笑って「最高です」と言う時の表情なんかは、はにかみとか
何かいろいろな感情が読み取れて、「あ、やっぱ人間かな」なんて思いました。
あとあと考えると、この演技は深いです。

こんな規律に厳しく人間性に今ひとつ欠ける気がするヴィカの目を逃れ、ジャックはとある場所に向かう。
そこは山々に囲まれた湖のほとりの小さな小屋で、ジャックは時々そこで息抜きをしていた。
なんとアナログのレコードをかけ、レッド・ツェッペリンを聴くジャック。
どうして昔の地球を知らないはずなのにこんなに郷愁に浸るのか、ジャックは自分でもわからなかった。
ここを観て、思わずアンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」を思い出しました。
主人公の心の中にある郷愁を読み取り、海の中に再現してみせたソラリス。
主人公はおそらく、そこにある小さな小屋の中でずっと暮らしていくのであろうという暗示。
ジャックも忘れている何かが、ここにあるのに違いなかった。


しばらくして、謎の信号がとある場所から発せられていることに気付いたジャックは、そこに向かう。
そこはかつてエンパイア・ステート・ビルと呼ばれた建物のあった場所で、ジャックの夢に
いつも出てきた望遠鏡があった。建物の大部分は地面に埋まっているが、ジャックはなんとか侵入し、
信号の出所を突き止める。その信号を解読すると、どこかの座標を示していた。
ジャックはその地点に向かう。
すると、その砂漠の何にもないところに、いきなり旧型の宇宙船が不時着した。睡眠カプセルが
投げ出され、乗組員が何人か生存していた。
だが、偵察に来たドローンは、なぜか乗組員たちを射殺しはじめた。本来地球を守るはずのドローンが
なぜ?ジャックの疑問はしだいに膨らみ始めた。
そして最後の生き残りの女性を攻撃しようとしたドローンから、ジャックは女性を必死で守り、
自分たちの基地へ連れていった。

その女性、ジュリア(オルガ・キュルリレンコ)はまさにジャックの夢に出てくる女性だった。
彼女の宇宙船のタイプからみて、彼女たちは60年前から眠っていた宇宙飛行士だろうと推測
されるが、彼女は無意識の中でジャックを見て彼の名をつぶやく。
俺を知っているのか…?だとすると俺はいったい……
……てアンタ、これ「トータル・リコール」じゃん!
「トータル~」も自分のアイデンティティに悩む男の話で、シュワの嫁がシャロン・ストーンじゃ
なくて本当はブルネットの気の強そうな女兵士だったんだよね。
「オブリビオン」でもブロンドのヴィカは本当の恋人じゃなくて、実はブルネットのジュリアが
本当の妻だったという驚愕の事実が発覚します。
愕然とするジャックとジュリアの前にスカヴたちがあらわれ、ふたりは拉致されてしまう。
彼らの前に姿をあらわしたのは、謎の男(モーガン・フリーマン)だった。
なんと彼はエイリアンなどではなく、れっきとした地球人だった!

そして謎の男は、ジャックとジュリアに「真実を見つけたければ汚染地帯に行け」と告げる。
ふたりはバイクで、汚染地帯へと向かう。はたして真実とは…?

ココもねー、「猿の惑星」っぽいですよねー。映像はひじょうに斬新なんですが、話がこう、
既視感バリバリなんですよねえ…。
あ、でもちょっとひとひねりあったかな?こういう「自分はいったい何者なんだ?」という
記憶をたどる自分探しみたいなのは山ほどありますが、この作品は結構工夫しているかも
しれません。自分という存在のあやふやさ、あやうさ、でも自分は自分という、なんだかよく
わかりませんが、きっとジャックはどこへ行っても自分を貫く生き方ができるのだろうな、と
思いました。


余談ですが、ジャック・ハーパーという主人公の名前。ちょっと前に公開してた
トムちんの「アウトロー」の主人公、ジャック・リーチャーと似てますよね。
なんとなく、ポール・ニューマンの「動く標的」という映画で、原作の主人公の名前が
リュウ・アーチャーなのに、ゲンを担いでルー・ハーパーにしたというポールのエピソード
を思い出してちょっとだけニヤついた気色悪い私です(笑)

あああこれからまたたくさん観たい映画が来ますね!こちらであるかどうかはわかりませんが、
映画好きには悩ましい夏休みもやってきます…


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映画オタクの主婦です
「ケロロ軍曹」ギロロ×夏美の同人サイト運営中
サイト名:「紅い深淵」

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