2017-11

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dexter's Collection 第34回 「ブロンソン」 - 2012.12.04 Tue

「ブロンソン」DVDジャケット
 はい、超久しぶり過ぎて画像のあげ方もド忘れしそうになった今日このごろ、
 皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回お送りする作品は、あの「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督
 が2008年に撮った、日本未公開映画です。
 「ドライヴ」効果でやっと日本版DVDが発売になったのですが(今日発売!)、
 海外では結構高評価だったらしいです。


マニアな方はすでに輸入版でご覧になっておられるようで、意外にレビュー多いんですね。
ビジュアルが先行してて、早く観たくてケータイ(未だにガラケー)の待ち受け画面を
このジャケットにしておりましたが、ついに本日鑑賞できました!

それでは早速、「ブロンソン」(2008)をお送りします。
この映画、筋があってないようなもんなんで、ネタバレっつーかなんというか、そんなのも
語るのでご注意ください。


本日は「ダークナイト ライジング」もDVD発売で、奇しくも“トム・ハーディ祭り”になって
おります(笑)
というわけで、主演は最近上り調子なトム・ハーディ。今度「マッドマックス」に出るらしいですね。
タイトルにもなってる“ブロンソン”というのは、イギリスでもっとも有名な囚人、チャールズ・
ブロンソンことマイケル・ピーターソンのことで、この映画は実話をもとに撮られています。

映像特典で観たのですが、ブロンソンは現在60歳ぐらいで、三十年以上も刑務所にいるそうです。
そんなに入ってる奴なんだから、さぞかし悪い事やらかしたんだろうと思ったら、意外にも
暴行程度(?)で、半殺しはあっても人を殺したことはない、というピュアな暴力天使です。

トムくんは役作りのために刑務所のブロンソン本人に会いに行ったそうですが、ブロンソンに
初対面で「笑い物にしようとしてるのか?」と怪しまれたそうです。
というのも、当時のトムくんは細身で、刑務所で鍛え上げ、格闘技経験もあるブロンソンとは
大違いだったからです。
でもトムくんはひとこと「任せろ」とブロンソンに言い、たった五週間で超マッチョに変身した
そうです。
「裏切りのサーカス」の時は確かにやせてましたが、「インセプション」では服の下は結構筋肉
ありそうなかんじに見えましたけどね。あーなんかラブコメにも出てたなあ。
このブロンソンからベインは、ダイレクトに繋がってますね。ただ、ベインの方が知性や弱点が
垣間見えるぶん、暴力にピュアなブロンソンの方が恐ろしいですね。

この映画はブロンソン自身が狂言回しというか、「ダークナイト」のジョーカーよろしく
“バイオレンス・トリックスター”となって進んでいきます。


マイケル・ピーターソンはごく普通の家庭に生まれ、ごく普通の両親に育てられた。
そんな普通の彼が望んだこと、それは「有名になること」だった。
でも彼は特別ルックスがいいわけでもなく、演技力もなく、歌もうまくなかった。
そうなると、当然選択肢は限られてくる。そう、犯罪だ。名だたる犯罪者になることが
彼の人生における目標となった。

彼は人を殴り続けた。郵便局を襲ってもみたが、それは暴力に付随したついでの犯罪だった。
彼は逮捕され、刑務所に放り込まれた。
だが彼は罪を悔い改めることなく、暴力をふるい続けた。看守を何人も病院送りにした。
そのたびにブチ込まれる独房は、だんだんとひどいものに変わっていった。
彼はそれでも足らなかった。まだ有名になってない。もっと暴れなければ。

ある日、手に負えないと判断した法曹側は、彼を病院送りにした。
これだけ刑期を伸ばしても反省しないのは、きっと脳に異常があるのだろう、と。
彼がそこで見たものは、この世の地獄だった。

いやー、病院に来ていきなり患者が排便して、それを食ったりするのを目の当たりにしちゃったら、
そりゃ暴力渦巻くムショ暮らしの方がいいですよねえ←管理人基準

だが、そこでへこたれる彼ではなかった。彼はそこでも暴れ、なんと病院を追い出され、
シャバに出てきてしまった。
シャバで彼は昔のムショ仲間に会い、地下格闘技の世界に身を置く。
その時にトムくんの鍛え上げた肉体が思う存分炸裂します。素顔のベイン、っつー趣があります。
腹筋割れまくりのマッチョより、現場で鍛えた感アリアリのどっしりとした肉体の方が凄みが
ありますね。その肉体で時たまキュートに微笑むトムくんがカワイイです(笑)
でもきっとその笑顔の一秒後には鉄拳が飛んでくるんだろうなあ、と思わせる怖さもあり、
トムくんの演技力の高さには脱帽です。

どうしてマイケル・ピーターソンがチャールズ・ブロンソンを名乗り始めたかというと、
地下格闘技のリングネームだったんですね。
最初は“チャールトン・ヘストン”とか候補に挙げてたら、主催者に速効で却下され、
代わりにブロンソンと名付けられたらしいです。
ブロンソンの代表作といえば「狼よさらば」ですが、映画では邦題がきちんと字幕で出てました。
しかし、このシーンでは原題の“DEATH WISH”っていうのをわかってないと理解しにくいんじゃ
ないかと思いました。いやでも、この映画観る人はチャールズ・ブコウスキーことブロンソンの
ことはよくわかってる方ばかりだから、ニヤリとしたのかな?
私たちの世代では、ブロンソンといえば「うーん、マンダム」の人ですが、今の若い方には
まったくわからないんでしょうね…。

あと、ブロンソンがとある病院で美術を教える教師によって、絵の才能を見いだされるのですが、
その絵っつーのがまんま根本敬なんですよね…。ほんのりアウトサイダー・アート風味。
それから一部の特殊な方向けには、トムくんの全裸サービスカットがふんだんに盛り込まれて
おります!(奥さん奥さん


そしてピュアな天使の暴力一代記は、まだまだ続くのであった。


ここで映画は終わりますが、映像特典のブロンソン本人の生の独白によると、
ここ数年、収監されてはいるものの、ブロンソンは暴力をやめたということです。
イギリスでは彼の釈放運動も行われているとのことで、念願のスターになるのも
そう遠くない日にやってくるかもしれませんね。
なんたってイギリスは、列車強盗がパンクバンドと共演して、スターになっちゃうお国柄
ですからね。

「ドライヴ」の時とは作風が違いますが、'80年代の音楽をよく使うところは共通しています。
風貌はオタクっぽいですが、作風はウルトラ暴力にあふれるニコラス・ウィンディング・レフン、
恐ろしい才能です。
もうトムくんから目が離せません!このスキンヘッド+恐ろしいマッチョのルックスで
もう一本ぐらい映画撮ってくれないかなあ…。

というわけで清々しいほどの暴力バカ映画なので観る人を選びますが、気になった方は
ちょっとレンタルでもしてみてください!


スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://dexter935.blog120.fc2.com/tb.php/640-fa46a7d8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

2012年の終わりに «  | BLOG TOP |  » 総統!オレ白いです~「アイアン・スカイ」

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

こちらにポチッとお願いします

プロフィール

Dexter

Author:Dexter
映画オタクの主婦です
「ケロロ軍曹」ギロロ×夏美の同人サイト運営中
サイト名:「紅い深淵」

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最近のトラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。