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ゲリオ渾身の一本~「裏切りのサーカス」 - 2012.07.22 Sun

こちらはまだ梅雨明けしておらず、蒸し暑い日が続いております。最近ちょっと体調を崩したり
しておりましたが、なんとか元気になりました。
今年はたいへん映画づいておりますが、本当に今年は観たい映画が多く、フットワークを無理やりに
でも軽くして映画館に足を運んでおります。

来週はいよいよ「ダークナイト・ライジング」(原題は“DARKNIGHT RISES”)が公開されますが、
その前にゴードン警部ことゲリオがオスカー候補に挙がった作品がこちらで公開されましたので、
早速行ってまいりました!…といっても全国的には遅い方ですが、見られるだけでも幸せです!

というわけで、激シブな「裏切りのサーカス」(2011)をご紹介いたします。
多少ネタバレなことも書くかもしれませんので、ご注意ください。

今日行ってきましたが、客層が見事に中高年だらけで大盛況でした。こんなに映画館に足を運んで
くださる方が、まだまだいらっしゃったんだなあ、とうれしくなりました。
その客層とリンクするように、キャストもオッサンばっかりでした(笑)。

1970年代初頭のイギリス。英国諜報部、いわゆるMI6の幹部たちはサーカスと呼ばれていた。
そのサーカスをまとめるコントロール(ジョン・ハート)は、部下ジム(マーク・ストロング)を
呼びつけ、とある調査を命じる。
組織にソビエト連邦に情報を流す裏切り者、“もぐら”がいる。そいつの名前を教える代わりに
西側へ亡命させろ、とハンガリーの将軍が言っている。将軍をこちらに亡命させ、“もぐら”の
名を聞き出せ、とコントロールはジムに任務を下す。
早速ジムはブダペストに飛ぶが、作戦遂行中になぜか撃たれてしまう。これはいったい…?
ジムの生死は…?

作戦が失敗に終わり、コントロールは辞職を余儀なくされる。彼は自分の右腕、スマイリー
(ゲリオことゲイリー・オールドマン)とともにサーカスを去る。
東西冷戦という言葉がまだ生きていたころのヨーロッパでの、スパイたちの水面下での活躍を
描いたこの作品は、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレの原作をもとにしています。
ル・カレっつったら「寒い国から帰ったスパイ」が有名ですよね。読んだことありませんが(オイ
スパイ映画でイギリスっつったら「007」シリーズのイメージですが、この作品はそれにくらべると
ものすごーく地味だし、キレイなおねーちゃんはひとりしか出てこないしあんまりエロくないし、
オッサンしか出てこないし、まったく華がありません(笑)
華麗な銃撃戦とかアクションもありませんが、ワンカットも見逃せないような緊張感にあふれていました。

それからしばらくして、コントロールが死んだ。長年の相棒の死にも激しい動揺を見せることなく、
スマイリーは淡々と日々を送っていた。彼の心は最愛の妻、アンに家出されて以来、彼女に囚われた
ままだった。
ある日、スマイリーは、大臣付きの次官に“もぐら”を探すことを命じられる。コントロール亡き後の
サーカスの幹部たちの中にいる、と。
スマイリーは信用できる部下、ピーター(ベネディクト・カンバーバッチ)と、元警部の男と三人きりで
“もぐら”探しを静かに始めた。

スマイリーは口数少なく、だが的確に調査を進める。おもに危ない橋を渡るのは部下のピーターで、
「君には危ない目に遭ってもらうかもしれないが、私の名はけして口にするな。私は君を救えない」と
ハッキリ言い放つ。この非情さでいくつもの修羅場をかいくぐってきたのだろうなあ、と思わせる
秀逸なシーンでした。脚本を書いたのはブリジット・オコナーとピーター・ストローハン夫婦ですが、
残念ながらブリジットは一昨年亡くなっています。映画の最後で彼女に捧げる、とクレジットが出ますが、
本当に惜しいです。それぐらいこの脚本は素晴らしいです。
ハリウッド映画のように誰にでもわかりやすい話ではありませんが、とてもよく練られています。

調査を進めるうちに、死んだと思われていたジムに、大金が振り込まれていたことがわかり、ひょっとして
彼は生きているのでは、と思ったスマイリー。直感を大事にし、それを綿密な調査で確信へと変え、
事件の核心に迫っていくスマイリーたちだったが、さらに新たな人物があらわれて……

これ以上はネタバレになってしまうので書けませんが、新たな人物っつーのがピーターの同僚、
リッキー(トム・ハーディ)なんですよね。彼、今度の「ダークナイト・ライジング」で悪役
やるんですよ。ゴードン警部対ベインがひと足早く観られるんですよ(ウソ

いやーしかしゲリオを始め、激シブのキャスティングなんですよ奥さん!
ジョン・ハートは「エレファント・マン」での素顔がまったくわからないジョン・メリック役が
有名ですが、個人的にはサム・ペキンパーの遺作「バイオレント・サタデー」での悪役が印象に
残ってます。テレビのニュースキャスター(ルトガー・ハウアー)に、言うことを聞け、さもないと
妻子の命はないぞ、とか言うんですが、ハウアーんちのテレビを通して脅してくるんですよね。
んで、ハウアー嫁が「あなたー♪」とか言って近寄ってきたらとたんに天気予報とかやり始めちゃって、
ニュースのフリするのが面白かったです(笑)

その他、サーカスの幹部で、スマイリーの嫁と不倫してるビルが、コリン・ファース。「英国王の
スピーチ」で一躍有名になりました。その他、英国やアイルランドなど、よくもまあこんなに激シブな
俳優陣を集めたものだと感心いたしました。

原題の“TINKER,TAILOR,SOLDIER,SPY”はそれぞれ、サーカスの幹部たちの暗号名を指しています。あ、これ以上は完全ネタバレですね…

一度だけ観たんじゃイマイチ状況を把握しづらいんで、二度三度とじっくり観ることをオススメします。
監督は前にも書きましたが、「ぼくのエリ」のトーマス・アルフレッドソン。70年代の“色”を見事に醸し出した傑作です!

最後に。スマイリーの回想が時折挿入されるのですが、とある年のクリスマスパーティーで、そこで登場人物たちの背景や人間模様を浮かび上がらせていたのが、上手いなあ、なんて思いました。それも小出しに何度も出てきて、そのたびに状況を把握できるという仕組み、うーんやっぱスゲエです。

たぶんもうじきソフトも発売されるのでしょうが、コレ絶対オススメです!
こういう作品に出会うと、映画好きでよかったなあ、と思います!
さ、いよいよ来週は(ry ←しつこい
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「ケロロ軍曹」ギロロ×夏美の同人サイト運営中
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