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追悼:ピーター・フォーク - 2011.06.25 Sat

小さいころから見ていた大好きなドラマ「刑事コロンボ」のピーター・フォークが亡くなりました。
最近自伝も発表していましたが、アルツハイマー病であることも公表していて、ほとんど引退同然でした。

「コロンボ」は当たり役で、ピーター・フォークといえば真っ先にあのよれよれのレインコート姿が
浮かびますよね。ドラマ自体も大変面白くて、犯人が最初にわかってて、その完全犯罪をコロンボが
緻密な推理で徐々に追い詰めていくという脚本は当時は画期的だったと言われています。
日本でもNHKが放送して大人気でした。「ウチのカミさんがね…」というセリフが大流行したぐらいです。
調子こいて「んじゃカミさんを主役にしたスピンオフ作るか」と、本編で一度も出なかったコロンボの
嫁を主役にしたその名もズバリ「ミセス・コロンボ」というドラマもありました。
私見てましたよ!そのカミさんはちょいブスですが親しみのある顔で、推理力もありましたよ。本編とは
逆に、コロンボは一度も出ませんでした。そこそこ面白かった記憶があります。

あと、日本で当たったのは、故・小池朝雄の吹き替えがハマりすぎていて、彼の地の声もこんなだと思われて
いたこともあると思います。そういや昔、TBSの「夜明けの刑事」というドラマで、小池朝雄がよれよれの
レインコート着て刑事役かなんかでゲスト出演してたこともありましたっけ(笑)
昔は二ヶ国語放送なんてあるはずもなく、誰もコロンボが英語しゃべってる姿なんか知りませんでしたから、
なんかの企画で「これがコロンボの声だ!」と英語版が放送された時は、「えー、この人こんなダミ声
だったのお!?」と衝撃を受けました。
どうも本国アメリカでは、コロンボは結構ネチネチと犯人を追いつめるキャラクターに設定されてるらしいと
いうことも、あとで解説本を読んで知りました。アレですよ、日本で言うと古畑任三郎みたいなかんじ
ですね。というか、古畑はコロンボのインスパイアでしょうね。
でもそんなヤラシイキャラは、当時の日本ではあんまり受け入れられないと踏んで、翻訳の段階で若干変更
したらしいです。それで、一見サエないオッサンで憎めないかんじなのに、徐々に犯人を追いつめてイラッと
させる独特のキャラクターになったということです。

ヴィム・ヴェンダース「ベルリン・天使の詩」で、ピーターは「刑事コロンボを当たり役とする俳優」役、
つまり自分自身で出演しています。しかも元天使(笑)。そこでも子供たちに「コロンボだ!」と囲まれて
ました。ヴェンダースもピーターというかコロンボが大好きだったんだろうなあ。我が総統閣下俳優、
ブルーノ・ガンツとのツーショットは、オヤジ好きにはたまんないいいシーンでした。

コロンボが当たるまでのピーターは、盟友でNYインディーズ映画界の雄、ジョン・カサヴェテスと組んでいました。
ジョンの妻、ジーナ・ローランズと共演した「こわれゆく女」など佳作が多かったようです。
私もあまりよく知らなくてすみません…。
そういやトルーマン・カポーティが大怪演していた「名探偵登場」にも出てたよなあ。ショボイ探偵役で。
あと確かなんかの映画で泥棒役で出てたような…←うろ覚えすぎ

あっ、個人的に好きだったし、ちゃんと見たのはロバート・アルドリッチ「カリフォルニア・ドールズ」
です!女子プロレスの花形コンビのマネージャー役。あの時のピーターはカッチョよかったです!
女子プロレスラーをバカにせず、きっちり指導してた姿に惚れました♪


「コロンボ」の話に戻りますが、子供の頃見ててとても印象に残ったエピソードがありまして、
「意識の下の映像」という、サブリミナル効果を使ったトリックの出てくる話と、「ロンドンの傘」という、
コロンボ初の海外出張先での話です。
「意識~」は、サブリミナルという、現在禁止されている表現方法を具体的に見せてくれたという点で、
ひじょうに興味を持ちました。デヴィッド・フィンチャー「ファイト・クラブ」で、映写技師のバイトを
してるタイラー・ダーデンことブラピが、子供向け映画に自分のチ〇ポのカットを数カット紛れ込ませて
反応を楽しむ、という悪趣味なシーンもありましたね。映画のファイナル・カットはそのブラピ?の
チン〇なんですが、そこにもしっかりボカシ入ってたのには笑いました。フィンチャーは後々ヴィデオに
なってから、コマ送り視聴されることも計算に入れてたんでしょうねえ。

それから、「ロンドン~」の方は、イギリスが誇る超キッチュな見世物、マダム・タッソーの蝋人形館を
髣髴とさせる気色悪くもリアルな蝋人形と、犯人を脅迫して金をせしめようとした男が自殺を装って
殺されるシーンが怖かったです。庭の隅の小屋を開けたら男の足がブラーンと…子供の頃のトラウマに
なってます…。しかも犯罪をビッチリコロンボに指摘されて、犯人が正気を失って笑いだすという、
イヤーなかんじのオチになったのも相まって、とても印象に残っています。

あ、これはピーター・フォーク追悼とはあんまり関係なかったですね。でも、あの男臭い見た目とは真逆な
緻密な推理の展開にシビレました。やっぱり得難い俳優でしたね。
ニュース記事によると、晩年の彼は、コロンボを演じたことも忘れてしまっていたらしいです。
きっと今頃、本物の天使になって、「最近の刑事ドラマは複雑怪奇だなあ」なんて言ってるかもしれませんね。
それとも、若くして鬼籍に入った盟友と一緒に、また天国で映画を撮っているのかな?きっとあっちでも
俳優仲間に歓迎されてるんだろうなあ。

お疲れ様でした。ご冥福をお祈りいたします。
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