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One Hit (To The Body)~「ザ・ファイター」 - 2011.05.14 Sat


これはボストンのパンクバンド、ドロップキック・マーフィーズの「ウォリアーズ・コード」というアルバム
のジャケットです。この左の、パンチを繰り出しているボクサーは実在していて、ミッキー・ウォードという、
1990年代初めから頭角をあらわしたプロボクサーです。
彼と、彼の兄ディッキー・エクランドの実話を映画化したのが、今日ご紹介する
「ザ・ファイター」(2010)です。

えっらそーに解説しましたが、当然パンフの受け売りです(恥
でも、このアルバムは(偶然)ウチにあったんだもんねー!でもそれもスコセッシの「ディパーテッド」
で使われてた曲が気に入ったんで買ったんだもんねー!←エバれない


1993年。物語はアメリカ、マサチューセッツ州ローウェルという田舎町から始まる。主人公はミッキー・ウォード
(マーク・ウォルバーグ)、あまりパッとしないプロのボクサーである。一緒にいる見るからにホワイト・トラッシュの
ヤク中男はミッキーの兄、ディッキー・エクランド(クリスチャン・ベール)。彼は元プロボクサーで、1978年にシュガー・レイ
という、モハメド・アリの次の世代のスーパースターからダウンを奪ったことが自慢だった。
ウォード、エクランドという姓が示すように、ふたりはこの町に多いアイルランド系住民だった。彼らには
他に7人の異父姉があり、それを仕切っているのが母アリス(メリッサ・レオ)である。

兄ディッキーは町のヒーローだった。今日もケーブルTVのHBOがディッキーの取材に訪れ、ドキュメンタリーを
撮るのだという。
クリスチャン・ベールはこの役でオスカー助演男優賞を獲ったんですが、例の“ベール・アプローチ”で
相当に減量し、なんと頭髪まで抜いて、ヤク中のアゲアゲホワイト・トラッシュを演じきりました。
数々のアクション映画にも出演している彼ですが、演技の実力あってこそ、この役を演じることができた
のだと思います。ほとんど彼が主演と言ってもおかしくないほどのハイテンションでしたが、その分、
「実力があるのにクラックばっかしやって落ちぶれてる兄と支配したがる母に辟易してる弟」ミッキーを
演じたマーク・ウォルバーグの抑えた演技が生きました。
ちなみに、兄役のベールは弟役のマークより三つ年下なんです。ホントはマークの方が“兄貴”なんですよね(笑)
マークはミッキーの大ファンで、何年もこのふたりの話を映画化しようとしていたそうです。
そして待っていた四年あまりの期間、ボクサーになりきるためにずうっとトレーニングしていたそうです。
泣ける話じゃないですか…。

ミッキーはいつもディッキーの影に隠れるように生きてきた。マッチメイクも母と兄にまかせっきり、
家族に振り回されて、いつもかませ犬の役回りだった。
ある時、試合の相手が急に出られなくなり、代役の選手にボコボコにされたミッキーは、ついに「家族と
このまま一緒でいいのか。俺の人生このまま兄貴とオフクロ、姉貴たちに振り回されていいのか?」と
疑問を持ち始める。行きつけのバーのお姉ちゃん、シャーリーン(エイミー・アダムス)も家族との
決別をすすめる。でも…と煮え切らないミッキーの尻を引っぱたくシャーリーン。ミッキー、結局
母ちゃんのミニマム版を彼女にしてるじゃん(笑)。
女にそそのかされて家族と別れるとか言ってるミッキーの性根を叩きなおさなきゃ!と母ちゃんと姉ちゃん達が
シャーリーンの家にカチコむシーンは壮絶です(笑)。女は怖いです…。ちなみに母ちゃん役のメリッサですが、
38(ディッキーの年)のオッサンが息子なんですが、実年齢私と四つしか変わらないんですよおお!(泣
二度目のダンナはやさしいけどハゲの冴えないオヤジだしね…。

そんなある日、ミッキーに少しでもいい思いをさせてやるには金だ!とヤク中のトチ狂った頭で考えた末、
ディッキーは詐欺まがいの売春をヤク中仲間の女にさせて逮捕される。
逮捕の際、激しく抵抗し、止めようとしたミッキーも巻き込まれて拳を潰されてしまう。
今度こそ、兄貴と母ちゃんとの縁を切って、一から出直してやる!ミッキーはそう決心し、
トレーナーを買って出てくれてる警官のオキーフ(なんと本人出演!)のつてで、信頼できるプロモーター
を紹介してもらい、小さな試合からコツコツと勝利を積み重ねていく。

一方、塀の中のディッキーは、自分の武勇伝を取材していたものと思い込んでいたHBOのドキュメンタリー
が、実はとんでもない内容だったことを知ってショックを受ける。
このままでは俺は終われない!弟は俺がいてこそ勝てるんだ!ディッキーは固い決意のもと、麻薬から
スッパリ足を洗って、塀の中の孤独なトレーニングを開始する。
ふたりの間の絆は、再び蘇るのだろうか―。


ここからの展開はもう、涙なしでは観られません。ボクシングシーンも限りなく本物に近いかんじが
しますし、拳も重そうです。全体重を掛けたパンチ、のような気がします。
トレーニングシーンもひじょうにリズミカルでテンポよく、それまでのどちらかというと静の場面から
一転して、動に変わるところがとても気持ちいいです。
私としては、映画のクライマックス近くで流れた、ローリング・ストーンズの“Can't You Hear Me
Knocking”がカッチョよく感じました。ちなみに今回の記事のタイトルもストーンズの曲からとってます。
このプロモがまた超カッチョよくて…ってどうでもいいですね。

もうラストシーンなんか涙でスクリーンが見えなくなってましたよホント。
ボクシングに興味のない方でもわかりやすくできてますので、大プッシュいたします!
コレは必見です!いやーホント最近いい映画が多くてうれしいです!

クレジットが流れはじめると、本物のディッキー&ミッキーが顔を出してコメントしています。
もう引退したミッキーですが、元気そうでした。
ミッキーの伝説の試合、ガッティとの三度にわたる死闘というのも観たかったですが、
これで終わってよかったという気もします。
監督は「スリー・キングス」「ハッカビーズ」のデヴィッド・O・ラッセル。彼の代表作になることは
間違いない大傑作です。
よーし仕事が休みの間に、もう一回観に行こうっと!



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● COMMENT ●

ミッキーのためを思うなら "よそで メシ食ってこい"と言うべき!

友達と見ました。

今回は厳しいコメントに なります。

問題児な母親と兄貴でしたね。母親を演じたメリッサ・レオがアカデミー賞の助演女優賞と兄貴を演じたクリスチャン・ベイルが助演男優賞を受賞した演技力は さすが!

・・・が、ウォルバーグ演じるミッキーに関わりすぎたために重荷にさせてだいぶチャンスを潰したのは まぎれもない事実。急遽代役の相手選手は体重差がありすぎな無茶な対戦を組ませてたり 特に兄貴は 薬や暴力沙汰で 足をひっぱりまくって・・・・

ミッキーは家族に甘過ぎですよ!それが元で前の奥さんと別れて娘との親権も無いんでしょうし、トレーナーや恋人のシャーリーンにも散々迷惑かけて・・・・

  "家族は家族、ボクシング・ビジネスはボクシング・ビジネス"の区分けをしないと・・・・

 ボクの小さいときの知り合いのレストランのご主人とその息子さんも そうでしたが、息子さんが後を継ぎたいと言った時 父親であるご主人は・・・

 "よそでメシ食ってこい"と言ったそうです。身内がそばにいては しがらみや甘えが出て 腕を磨くのに妨げになるから よそで修業して一人前になってこいって事です。

 母親と兄貴は そう言うべき立場なんです!

Zebra様

いらっしゃいませ!またまたコメントありがとうございます。
確かに私も母ちゃん姉ちゃん兄貴のあのダメ?家族にイラっとさせられました。
母ちゃんも兄貴もミッキーを子供扱いしてますしね。

でも、理屈では割り切れない「血」みたいなのを感じるのもまた家族なのかもしれません。
いや私がミッキーだったら、結構ドライにさっさと彼女と逃げると思います。
母ちゃんはともかく、この兄貴はホントにクズですよね…。

でもミッキーはダメ家族と思いながらも、やっぱり家族は大事だと思ってる、
切れない、と思ってるのかなあ、と感じました。
兄貴のこともクズだけどボクシングのことに関しては尊敬してるのではないのか、と。

割り切れない気持ちにはなりますが、これも家族のひとつのかたち、ということなのでしょうか。
ま、反面教師ということで(笑)

なんだかまとまらないグダグダなコメントになってしまってすみません。
よろしかったらまたお越しくださいませ。




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「ケロロ軍曹」ギロロ×夏美の同人サイト運営中
サイト名:「紅い深淵」

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